特定非営利法人サンカクシャ

サンカクシャの取り組み②:自分を諦める若者にも届く「社会へ出るステップ」とは?

2020/05/19

サンカクシャの名前の由来は、若者の進路や就職などの「社会参画」を応援したいという団体のテーマから、名前をもじって「サンカクシャ」と付けました。
(実は設立当初、ピンとくる名前がなかな浮かばず難航していたのですが、「サンカクシャ」という名前が出てきたときは一同総意で決定しました。)

サンカクシャは、それまでの経験から、自分のことを無力に感じていたり、自分の中に「したい」「できる」という気持ちを持てない若者に、素でいられるような「人とのつながり」と、社会に出るときに糧となるような経験を得られる「機会」を届けられるよう日々活動しています。

メインの取り組みは、若者が安心してくつろげ、応援してくれる人に出会えるタマリバ「サンカクハウス」の運営ですが、タマリバを軸に「社会を知ったり、自分のスキルを高めたり、自分に自信を持ったりするような、社会に出ていくために必要な経験を得られる機会」を、若者に届けていきたいと考えています。
進路就職と言ってしまうとどうしても硬く聞こえてしまうので、この社会サンカク事業を通じて、進路や就職など、若者が自分の道を進んでいくのをサポートしています。

ですが、サンカクシャのこの取り組み、雰囲気がとってもカジュアルなんです。「楽しく活動をすること、結果学びにつながっていく」そんなアプローチを目指している社会サンカク事業の取り組みを、この事業のメイン担当である前沢さんへのインタビューを通じて、解き明かしていこうと思います!

前沢学(まえざわ がく)
WEB制作会社で新規開拓の営業、WEBマーケティングの会社でディレクター業務を経て、現職。
学生時代に教育・福祉領域の事業を行っている企業・NPOにインターンやボランティアで参加する中で代表の荒井と出会う。平日は民間企業で働きつつ土日はボランティアで荒井の活動に関わっていたが、より本格的に事業にコミットしたいと思いジョイン。
若者の仕事獲得と彼らが継続的に働き続けられる仕組みづくりがメイン業務。

– 若者の社会サンカクを応援するって、具体的にはどんな活動をしているんですか…?

タマリバを利用する若者の多くが、進路就職に悩んでいること、つまずいていたことからこの取り組みが始まりました。目的は、進路や就職のサポートですが、堅苦しくやると若者はみんな関心を持ってくれないので、私たちはとにかく「楽しい」ことを大切にしています。ダイレクトに進路就職のサポートをするのではなく、楽しいことに取り組んでいたら、いつの間にか進路就職のサポートになっていた、そういう形が理想だと思っています。そのために、「ブカツ」と「バイト」という大きく2つの活動をしています。

– 「ブカツ」と「バイト」の活動について詳しく教えてください!

「ブカツ」は、スポーツやゲームなどの趣味を通じて若者と社会人が交流する活動で、フラットな関わりを通じて、若者が社会人を身近に感じるきっかけとなっています。企業の社内部活と連携する形で実施していて、普通に企業の人と会うと緊張したり、心を開けなかったりする若者が、一緒にスポーツをしたり、好きなことを通じて関わると、不思議と仲良くなれるんです。終わった後にご飯に行くこともあるのですが、そこで仕事の話などを聞くと、「あの人こんな仕事してるのか…」と、いきなり仕事の話を聞くよりも情報はスッと入っていくんです。
帰った後その企業のことを調べたり、もっと仕事の話を聞きたいなど言い出したりすることもありました。現在、フットサルをエル・ティー・エスというコンサルティング会社と連携して、毎月1回実施しています。

「バイト」に関しては、サンカクシャのタマリバ内で気負わず挑戦できるアルバイトを用意していて、一歩ずつ働く自信や必要なスキルを身につけられる機会になっています。
この取り組みは、働きたいけど働けないという若者から、面接に行くことや履歴書を書くことがどうしてもできなくて、困っているという相談があったことが始まりでした。それであればサンカクシャのタマリバの中で働ける仕組みを作ったら良いのでは!ということになり、企業から仕事を請け負う形でバイトができる仕組みできました。
最初は、豊島区にある不動産会社ソナーレから、チラシの封入やポスティングの仕事をいただき、1部につき○○円という形で若者がバイトができるようになりました。

他にも、データ入力の仕事や、ウェブ広告の仕事などのパソコンを使ったアルバイトも請け負えるようになり、少しずつ難易度も高い、単価が高い仕事も増えてきています。
普段から馴染みのあるタマリバで、できるバイトのメニューが増え、少しずつパソコンスキルや、働く自信が身に付くようなサポートができたらと考えています。

– バイトとブカツの2つの活動を通じて、若者に変化はありましたか?

「ブカツ」では、好きなことを通じて多様な大人と交流する中で、サンカクシャの外の人と話す経験や、多様な仕事をしている人に触れることで、将来の選択肢が広がっているようです。多様な大人と接することで、少しずつ自分も働いてみたいという若者が増えてくるので、タマリバの中でできる「バイト」の体験を経て、少しずつ働く自信を付けていくこと、自分の向き不向きがわかることなど、進路選択をする上で必要な体験を重ねることができます。みんな普段から来ている場で、知っている人に囲まれて、安心して体験を重ねられることが彼らに大きな影響を与えているんじゃないかと思っています。

– 社会サンカクの取り組みの今後の展望を教えてください!

今後は、さらに多くの企業から仕事を請け負い、若者が挑戦できるバイトの種類を増やしていくことと、若者がモチベーションを保てるための仕組みづくりに注力していきたいと思っています。
「バイト」の取り組みは、この経験から自信が生まれている若者たちを見ているものの、まだまだタマリバ内でいつでも自分にあった仕事ができるという状況ではありません。、常に若者の声を聞きながら、もっと多くの企業と連携して仕事の種類や難易度のバリエーションを増やしていきたいと思っています。

他にも、今後は居抜きの物件を活用したカフェの出店、清掃の仕事、ウェブ広告の仕事、マーケティングなどの仕事を、若者と一緒に作っていけたらと考えています。


制度の狭間にこぼれ落ちてしまうような若者が気軽に利用できたり、若者ひとりひとりに合わせたサポートを常に作っていくために、サンカクシャの活動に共感いただいた方はぜひ、寄付で応援いただければ、嬉しいです。

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また、「会社の部活動で連携できそう」「社内のこの業務なら発注できるかもしれない」「仕事の紹介や進路相談には乗れそう」など、サンカクシャと何か一緒に取り組んでみたいと思っていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下のお問い合わせより、ご連絡ください!

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投稿者: 大畑 麻衣花

広報・FR担当