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活動報告

2023.09.11

1日限定餃子屋さん大盛況! 〜地域の中で新しいチャレンジ〜

8月29日(火)に東池袋にあるポップアップスペース「ひがいけポンド」*で、サンカクシャの若者が1日限定の餃子屋さんをオープンしました。

この企画は、サンカクシャの居場所「サンカクキチ」の担当スタッフのなみちゃんこと堀尾がひがいけポンドの運営にも関わっていることから実現しました。

当日は、買い出しから始まり、キャベツ一玉を3人の若者でみじん切りに。切り方にも個性が出ていました。想定よりも多くの時間がかかってしまいましたが、完成したタネをみんなで皮に包み、3種のたれ作りまで完了させ、なんとか午後3時のオープンに間に合わせました。

夕方からは、看板を見て入っていらしたご近所さんや、仕事を終えて来たサンカクシャのオトナリサン(サンカクシャの支援者、ボランティアの方々)、スタッフ、若者、ひがいけポンドを囲むコミュニティの方などが続々と来店しました。

若者は、オーダー・会計係、ドリンク係、調理係など各自の担当を手際良く、楽しそうにこなしていました。普段、キチではあまり見ることができないテキパキと働く様子に頼もしさが感じられました。

調理師の経験がある若者がレシピを考案し、みんなで包んだ餃子は、カラッと焼き色がついた皮のモチモチ感と野菜のシャキシャキ感が程よくマッチ。手作り感もあって大好評。用意した200個以上の餃子は21時の閉店前に売り切れとなりました。

餃子を焼いているカウンターの前ではスタッフとして働いている若者とお客さんの会話が盛り上がっていました。フロアの大きなテーブルでは、初めましてのお客さん同士が、ご近所の情報などを交換しながら話が弾んでいました。

この日は朝から鎌倉で空き家のDIYをしていた代表の荒井やスタッフも駆けつけ、サンカクキチが移動したような賑やかな場になりました。

お店のロゴやメニューなどは、クリ研**でデザインソフトであるイラストレーターの使い方を習得した若者が餃子をモチーフにかわいく作成。

BGMはパソコンで音楽制作をしている若者が当日のために作成した音楽を流しました。(かっこいいサウンドを、ぜひ聞いてください!)

オトナリサンの息子さんと若者が初対面ながらも音楽の趣味が一致し、共同制作の話も出るなど、新しいつながりも生まれていました。

写真は、カメラに興味のある若者が撮ってくれました。

サンカクシャでは、サンカクキチという物理的な場所だけでなく、そこを取り囲む地域も含めた居場所づくりを大切にしており、若者がキチを出て地域の中で体験を積む機会を積極的に作っています。

人とのコミュニケーションに自信がなく、傷つくことを恐れて外に出ることを躊躇しがちな若者も、スタッフやオトナリサン、サンカクシャとつながりのある地域の皆さんに見守られる中で活動ができています。

まちの中に若者が安心して過ごせる場所、頼れる人が増えていくことが、その先の社会へのつながりの足がかりとなっていくことを願っています。

今回の餃子屋さんは、場の設定こそスタッフが行ったものの、若者が各自得意なことを生かして準備から運営までのほとんどを担いました。参加した若者からは、「楽しかった」「オーダーが重なると連携が大変」「次は別のものを売りたい」「人がつながる場を提供するのって素敵な仕事ですね」などの感想が出ました。それぞれが、普段のキチではできない体験や気づきを持ち帰ったことと思います。

ご協力いただいたひがいけポンドの皆様、当日駆けつけてくださったオトナリサンや地域の皆様に感謝申し上げます。

若者の間から、「次はたこ焼き屋さんをやりたい!」という声が出ています。実現した折には、お近くの方はぜひ、ご来店ください。

*ひがいけポンド:「まちのインディーズ活動」を応援することで、まちとひとの新たなはじまりを生み出す東池袋のポップアップスペース。 https://higaike-pond.com/

**クリ研:⏬の記事をご参照ください。


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2023.09.11