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2022.06.14

【イベレポ公開】成人年齢引き下げに関する勉強会を開催しました!

4月17日、「成人年齢引き下げに伴う消費者トラブルに備えて知っておきたいこと」をテーマに、文京区で子ども・若者支援を行うさきちゃんち運営委員会とサンカクシャの共同開催勉強会を実施しました。

講師には、弁護士であり、文京社会福祉士会の会長でもある武長さんをお招きしました。
馴染みづらいトピックも生活笑百科風味にアレンジしてスッキリ解説。武長さんや勉強会スタッフ、参加者の皆様まで一体となって、楽しく学ぶことのできた2時間でした。

お話の中では、成人年齢引き下げによって自分だけで契約が可能となった18,19歳たちが、消費者トラブルに巻き込まれていく様子を演劇形式で紹介。目の当たりにしたリアルをもとに、その対処法や予防策などが共有されました。

2022年4月1日より成人年齢が18歳へと引き下げられ、18,19歳の若者には、自分で自由に契約できる権利が与えられることとなりました。今までは未成年として扱われ、契約後に自由に取り消す事ができましたが、成年になるとそうはいきません。そこで、「契約を自由に取り消せなくなった18歳」が悪徳業者のターゲットになるリスクが高くなってしまうのです。

怪しいと思ったらクーリングオフ!

劇の1話目では、コロナ禍で暇を持て余した大学生が、”情報商材で島が買えるほど稼げる話”にのせられて、10万円を支払ってしまうところから始まります。

より効果を上げるためと、追加の50万円も請求され、それに応じてしまう主人公。しかし、全く成果が上がらないうちに相手の業者とは連絡もつかない状況になってしまいます。さて、このような状況で、失ったお金を取り戻すことができるのでしょうか。

ケースによっては難しい、と武長さんはいいます。だからこそ、手遅れになる前に、自分で対策する必要があるのです。

電話勧誘販売などの場合に対応策として有効なのが、特定商取引法上のクーリングオフ制度です。一定の期間内であれば無条件に契約を解除することのできる本制度。基本的には契約から8日以内であれば、こちらが解約の意思を伝えることで取り消すことが可能なのだそう。

業者への通知は、書面で可能であるため、怪しいと思ったら、すぐにクーリングオフの旨を記載したハガキを送ることが有効だと言えます。

専門家への相談はその後でも遅くありません。8日間が経って手遅れになってしまう前に、一歩踏み出すことが大切になるのです。

その他、消費者契約法や民法などの観点からの対応法についても解説がありました。

立ち止まって、比較してみよう!

劇の2話目では、ダイエットエステの契約の場面へと移っていきます。モニターからの勧誘で、40万円のプランを今だけ20万円で延長できる、と業者は言います。

そのまま契約してしまった主人公。しかし、数回通ってもなかなか効果が出ず、解約したい旨を伝えます。すると、今までのサービス利用料13万円を請求されてしまいました。こんな時、どうしたらいいのでしょうか。

上記のようなケースの対応策としても、クーリングオフが有効である場合が多いと武長さんは言います。しかし、注意すべきは、サービスに関連した消耗品(保湿クリームなど)を使用した場合、その部分はクーリングオフできなくなってしまう可能性があるということです。

第1話と同じく、8日以内であれば解約が可能なことから、早め早めの対応が大切だと言えます。

この手のエステティックサービスでは、「今なら半額!」「期間限定」という謳い文句で、急いで契約しなければならないと思わせたり、有名人が使用していることをアピールし、品質の良さを強調するなど、その広告手法はワンパターンです。

会の中では、焦りに駆られて契約してしまう前に、一度立ち止まって、他のサービスとよく比較して検討することで、トラブルの予防につながることが強調されました。

大人になった自覚をもとう!

さて、劇も大詰め、第3話に入ります。ここでは、人見知りであることに悩む大学生が、インターネットで出会った人に、”性格改善ができるセミナー”を紹介され、とある事務所へと案内されます。そこでセミナーの主催者は、受講料として90万円を要求。

なかなか大きな金額に戸惑っていると、ローンを組んでしまえば問題ないと言われ、銀行へと連れて行かれます。ここで、この話が怪しいと思った主人公は、契約を断ることができました。さて、このような場合、どのように対処するべきなのでしょうか。

まずは、自分が衝動的に買ってしまったり契約してしまいがちな状況はどんな場合か、あらかじめ自分の特性を知っておくことが大切であると、武長さんは言います。そして、怪しいと思った時の相談先を用意することも重要です。その相談先として挙げられたのが、消費者ホットラインでした。相談した事実が外部に漏れないことはもちろん、相談した内容やサービスの種類などの情報が蓄積され、今後の問題改善に役立つのだそう。積極的な利用が社会のためになることが強調されました。

そして、何より大切なのは、自分がもう大人になったのだという自覚を持つことです。その場の衝動に駆られて契約をしてしまうのではなく、しっかり立ち止まって考えてみる、トラブルに巻き込まれたら相談する。冷静な判断の積み重ねで、トラブルを防止することができるのです。

15歳から25歳の若者をサポートしている私たちサンカクシャでも、契約周りの相談を若者たちから受けることがあります。こうした法制度の変更に伴う若者たちのリスクについても、常に情報をアップデートしながら対応し、適切な関わり方を続けていきたいと思います。

勉強会終了後の運営メンバー


今後も、サンカクシャとさきちゃんち運営委員会は、子どもや若者、生きづらさを感じる人たちへの支援に関するテーマで勉強会を開催していきます。

・文京こどもを支えるプロジェクトのfacebookページはこちら
・共催団体「さきちゃんち運営委員会」のfacebookページはこちら
・文京社会福祉士会のfacebookページはこちら


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