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活動報告

2024.03.18

クエストフェス開催レポート① 1日限定ホットドッグ屋さん「HOTDOG BASE」をオープン!

クエストフェスとは、働く自信がない若者のための仕事体験プログラム「サンカククエスト」を、街のみんなで応援するフェスティバル。

サンカクシャでは、働く自信がない15〜25歳ぐらいの若者が、周りと協力しながら仕事を体験して自信につなげるプログラム「サンカククエスト」を実施しています。企業や個人から依頼された仕事をクエストと呼び、クリアすることで、若者は誰かの役に立つ喜びを感じながら、少しずつ成功体験を積んでいくことができます。
そのサンカククエストが豊島区のまちに集結したフェスティバルとして「クエストフェス」を2/10〜3/9の約1ヶ月間開催しました。
いつもはクエスト依頼者と若者の関係づくりだけにとどめていますが、せっかくなら若者が頑張っている姿をまちなかで見ていただこうとフェスを企画したら、いたるところで若者と大人が協力してクエストに取り組む風景が見られました。

https://drive.google.com/file/d/1ALAll5ca6NgJJkv5E7SsZD_es9HV1wDP/view

2月10日、クエストフェスの第一弾として1日限定ホットドッグ屋さん「HOTDOG BASE」をオープンしました。場所は、サンカクシャの居場所・サンカクキチからほど近い喫茶売店メリー(以下、メリー)。若者6名が事前準備から当日の調理や接客を行いました。

(若者が作成したロゴ。メリーのイメージカラーを意識して作成してくれました)

この日はメリーで地域のゴミ拾い&コーヒーブレイクイベント「Cleanup & Coffee Club(以下、CCC)」が開催されていたこともあり、オープン直後から大盛況。用意していた65食のホットドッグは完売し、予定よりも2時間ほど早くお店を閉めることになりました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

そもそもこの企画のきっかけは、居場所スタッフ堀尾が「どうしてもソーセージにこだわったホットドッグを作りたい!」と思ったこと。まちの友達に協力してもらい、手作りソーセージを作ることにしました。

ソーセージは出店の2日前に仕込みをする必要があり、メリーで若者と一緒に準備しました。豚バラのブロックを細かく切ったり、そこにハーブを混ぜたりします。

(初めて触る業務用のガスコンロに、少し腰が引ける調理担当の若者と、それをじっとのぞき込む接客担当の若者)

途中、まちの友達が差し入れてくれたケーキを食べたりしながら、この日は4時間で3.5kgのソーセージの素を仕込み、準備を終えました。

*****

当日は先述の通りオープンから大盛況!CCCに参加した方々がそのままホットドッグを買ってくれました。提供に時間がかかっても、CCCの参加者同士でお話しながらのんびりお待ちくださり、本当に感謝です。
CCC参加者以外にも普段メリーを利用している方や、サンカクシャのスタッフ、そして若者たちも遊びに来てくれました。サンカクキチによく来る若者もいれば、最近キチに来なくなったなぁという若者、日頃は他の若者と関わることが少ない若者も、ホットドッグを理由にメリーに来てくれました。

(たくさん集まった「オトナリサンのおすそわけチケット」)

こちらはサンカクシャの若者が使える「オトナリサンのおすそわけチケット」。サンカクシャの若者限定で、ホットドッグを半額で購入できるチケットです。経済的に余裕があるわけではない若者にも、せっかくなら美味しいホットドッグを食べてほしい!そう思って、一般のホットドッグ購入者が、若者の購入するホットドッグ代半分を負担できる仕組みにしました。ご協力くださった皆様、ありがとうございました!


営業を終え、当日頑張ってくれた若者に感想を聞いてみると、このところ就活に集中していた若者は「サンカクシャのスタッフや若者とたくさんコミュニケーションが取れて楽しかった」と言っていたり、飲食店でアルバイトしている若者は「いつものアルバイトは楽しくないけど、今日は楽しかった」と言ってくれた若者もいました。接客を担当した若者がキャパオーバーで途中離脱したりもしましたが(笑)、それはそれでいい経験だったのではないかと思います。(彼はこの2週間後、滝野川フレイムスで実施したコーヒースタンド体験で大活躍します。)

スタッフだけでは到底実現できなかった、1日限定のホットドッグ屋さん。まちの拠点をお借りして、まちの活動に乗っかって、まちの人に支えてもらって、とても良い1日になりました。

次は何屋さんを開こうかな。また、まちのどこかで。

(販売したホットドッグ)

この活動は、公益財団法人パブリックリソース財団様の東京海上日動キャリアサービス働く力応援基金、ならびに、Tides財団様のOkta for Good Fundによる助成を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。


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ライター

堀尾 奈美

サンカクキチ担当

活動報告

2024.03.18