サンカクシャ

活動報告

2023.02.20

背中をおしながら

サンカクキチは居心地のいいイバショだ。 家にいられない、日中過ごせる場所がほしい、誰かと話したいなど、事情はさまざまな若者にとって、少なくとも週3日は安心して過ごせる場所ができて本当によかった。みんなよく来てくれたなあ、とつくづく思う。

だからこそ、次の一歩を踏み出すにはエネルギーがいる。

サンカクキチには、働く大人が遊びに来たり、働く体験サンカククエストがあったりして、若者が自然と社会に触れる仕掛けをつくっているけど、若者自身が今までの習慣を変えることや、自分の将来を選択する・決めることは、本当に難しくて。
友達もできた、クエストもいっぱいやった。どうだい、そろそろバイトっぽいことやってみる?

「うーん、まだ怖くて・・・」

そうかー、じゃあもうちょっと練習したいね、と言いながら次の作戦を練り直す。
不安な部分はサポート体制を考えるのはもちろんのこと。一朝一夕にいかないとは承知の上で、本人の意思を尊重しつつ、ときどき力強く背中をおすなどしてアクセントをつけられないかと。
そんなことを思ってしまう。

進んだり戻ったり、キチを活用しながらも、若者が気の置ける「ひと」に触れ、自分で未来を選択していいんだと気付けるような体験。それはサンカクキチの中だけではなく、まちのゴミ拾いに参加したり、一緒に美術展を見に行ったりする仲間がいることが、とても大切だと思う。
サンカクシャで言うところの、活動を応援してくれる「オトナリサン」や、まちの面白い大人たちと仲良くなること。
やっぱりこれを地道に続けていくしかないのかもしれない。


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ライター

宮本 緑

社会サンカク事業担当

活動報告

2023.02.20