サンカクシャ

活動報告

2023.02.10

味方を増やす勇気


 シェアハウスに住む男の子で言葉をとても大切に使う子がいる。特によく感情を言葉にして伝えてくれるので、私も彼の気持ちについて考えることが多い。

 ある日、「孤独感に飲まれて、周りの人が敵意を持っていると感じるのが辛い」と教えてくれて、はっとした。「敵意を持たれているように感じて、孤独になる」ではないところが彼の優しさだなと思った。どうしたら孤独感に飲み込まれずに済むんだろう…彼は言葉を大切にするあまり、言葉で孤独を感じやすいのかもしれないなと考えた。

「話さなくても安心して人と居ることができる」機会として、キチのイベントや地域の活動に誘ってみた。参加する人たちはもうそれだけで仲間!しかもサンカクシャ介した繋がりだから安心!その活動を各々が楽しめば、別に感想を言い合わなくてもいいし、他に共通項がなくてもいいのかなと。言葉ではない共感や一体感を体験してほしい。(これはキチで過ごすことで体感できる人もいると思う。)

きっと孤独感はなくならないけど、それ以外の感情が生まれて育てることができるようになれば、彼の中で自然と味方が増えていく。はず。敵意を感じることも減るといい。その過程もまたこうして一緒に考えたり動いたりしていきたいなあ。


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ライター

坂本美波

活動報告

2023.02.10