サンカクシャ

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活動報告

2020.12.03

この秋新たにオープンした3拠点目。若者に届く「居場所」を0から作る奮闘の記録。

サンカクシャはこの秋から、駒込に3拠点目のサンカクハウスをオープンしました🎉
3拠点目の特徴は、シェアハウス機能も準備して居住支援もおこなっていること!

ですがここでももちろん、要町と本郷の拠点同様に、若者が自由に集える「居場所」としての活動もおこなっています。
サンカクシャが作っている若者の居場所「タマリバ」は、ゲーム機が置いてあったり、wifiを自由につなげたり、ご飯が食べられたり、若者が目的なくごろごろしたり、スタッフや若者同士でたわいもないおしゃべりをしたり、自由に気兼ねなく遊びに来れる場になっています🏡

ただ、「居場所」は開いたからといって次の日から若者が勝手に遊びにやってくるかというと、そんなことはもちろんありません。笑

これまでのタマリバでは、新しい拠点を若者が知るきっかけに、行政や地域で子ども若者を支える支援者の方々から紹介いただく、というパターンが多くありました。
地域に根付いた活動にしていくことを大切にしているので、インターネットですごくオープンに利用する若者を募集したりはしていないのが、いまのサンカクシャ流。
他には、タマリバを利用中の若者が友達や知り合いを連れてきたり、紹介したり、そんなルートでタマリバのことを知ってくれる若者も少なくありません。

サンカクシャのタマリバでは、利用する若者を年齢や貧困や家庭環境、そのほか抱えている課題などで対象範囲を決めていません。

若者がどんな道に進んでも生き抜いていけるように、若者自身の経験値があがるような機会を用意しサポートしていくサンカクシャの活動が目の前の若者にとって必要なのであれば、自由にタマリバに遊びにきてほしいと思っています🙌

そして、実際に働く先を具体的に探す状況なのか、それともまだ「将来について考える」ための気持ちを整える状況なのか、若者ひとりひとりの状況に合わせて、一番その若者に届くサポート、必要なサポートを用意しています。

あまり「課題」を通して若者を見過ぎないサンカクシャのカラーがあってか、タマリバにはいつもいろんなタイプ、背景の若者たちが、適度な距離感で混ざっています。
この空気感のが、利用する若者たちにとってタマリバを安心して心をおける、居心地の良い場にしているのかなと感じています。

これまでこのような試行錯誤のもと、そして大切にしたい価値観を守りながら2拠点タマリバを開いてきましたが、やはり駒込拠点はまだまだ、タマリバに定着している若者はゆっくり増えている状況…😅

今は、駒込拠点の周辺の地域で、すでに子どもたちが居場所として集まっている地域の子ども食堂や学習支援に顔を出させていただいたりしています。
そこでは、その地域で居場所を作られた方たちが長い月日を経て子どもたちと関係を深め、子どもたちにとってなくてはならない居場所を作られてきたんだな、ということをいつも強く感じます😌

居場所に行った時に出会える、顔の浮かぶ大人…自分達でまだ多くを選択できない子どもたちにとって、家族・学校以外で出会える人の存在はとても大きなものだと思います。

私たちが対象としている15歳~25歳の若者たちは、中学を卒業し高校生にな流など環境が変わる中で生活圏内が広がり、住んでいる地域は変わらないけれど地域の居場所から巣立っていく子どもたちが多くいます。
その若者たちにとって、次のステップになりうる就労や進学、自分や自分の将来と向き合うサポートなどを、サンカクシャがひとりひとりのスピードでオーダーメイドに行っていけたらと思っています。

とは言いつつも、いきなり若者の目の前に大人があらわれて、次のステップは私たちがサポートしますよ!と言っても、不審すぎてサポートどころではないと思うので(笑)、まずは長い月日になると思いますが、地域で支援をされている方たちと同じように地域に混ざり、若者たちと信頼関係を築いていきたいなと思っています💪
そして目の前の若者たち一人ひとりに寄り添えるようこれからも、コツコツ頑張ってまいります!!!


この活動は赤い羽根共同募金様の「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。

共同募金_居場所ロゴ

若者たちの「いま」と「これから」を、サンカクシャと共に応援してくれる方を大募集!
以下の方法より、活動にあなたもサンカクしませんか?

🎁 サンカクハウスを支えるウィッシュリストを募集中!https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/AYMLR0DLWHJD

🙌 寄付で応援!単発・自由な金額設定から、ご支援いただけます
https://www.sankakusha.or.jp/donation/

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ライター

坂本 竜作

個別支援担当

活動報告

2020.12.03