特定非営利法人サンカクシャ

若者が自分の進む道を見つけるまで。支援の入り口を担当する職員のまなざし

2021/11/19

困ったときに新しく相談できる場所を探したり、将来に向けて今のままだと不安だから何か新しいことを頑張ってみようとしたり。
こんな一歩を踏み出す行動って、若者たちだけに限らず、誰しもがエネルギーのいることで、何か良いきっかけがないとなかなか前に進めなかったりしますよね。

サンカクシャにくる若者も、多くは行政や地域で支援を実施されている担当者の方から紹介されてやってくることが多いんです。

そしてここ数ヶ月。特に文京区で普段から連携して活動させていただいている様々な地域団体や行政機関の担当者の方から、「この若者にはサンカクシャの活動が合うんじゃないか!」とご紹介を受けること増えてきました。

サンカクシャの文京区の活動は、ちょうど今年の10月に居場所の拠点を千石に引っ越しをして、以前より大きなスペースで活動ができるようになったり、活動をはじめて2年半じわじわとサンカクシャの活動を知っていただき、地域の皆さまとの信頼関係も深まってきたり。これまでの活動の積み重ねで、より活動が広がり、必要な若者に活動が届けられるようになっていると感じています。

サンカクシャに繋がってくる若者の背景や状態は、結構様々。
これまでの文京区の活動は、地域や教育センターの紹介を中心に、中高生が年齢層としてメインでした。
たとえば、行政機関の方から「これまでサポートしてきたが、年齢や義務教育を境目に、卒業後はぜひ安心できる居場所を持って欲しいので、サポートをお願いしたい」とか、地域の方から「昔から居場所や子ども食堂などで見守ってきたあの子だけど、この先のことも心配。今後は将来のことも考えたサポートにつなげたい」など。

そしてその後は、まずは繋がってきた若者たちと個別にあって1対1の信頼関係を築きながら、若者一人ひとりにあった関わりを「年齢」などで区切るのではなく「その子の段階」に応じて伴走するということを大切にしています。
何年生だから、もうすぐ高校を卒業するから、このプログラム。といった勧め方はせず、人と関わる経験を積んでいくのが良い時期なのか、仕事についての関心が広がるタイミングなのか、などと考えながら、徐々にいろんな機会に触れてもらう、という具合です。

そのように様々な方からの紹介でサンカクシャでのサポートの入り口は始まるのですが、ここ最近は、より年齢層に幅のある若者たちをご紹介いただくことも増えてきました。中高生年代だけでなく、その子たちより上の年代の20代の若者たちです。

日中の過ごす居場所がなかったり、人と関わる機会や将来について考えるきっかけが少ないことから、サンカクシャの活動に行ってみては!と繋がります。
たしかに学校に通う年代でもなく、安定した職場も無い状況だと家以外に行き場や居場所や繋がりをなかなか持ちづらく、社会との接点もどんどんなくなっていく。

年齢によって抱える困りの種類に少し違いはあるものの、孤立しがちな若者たちが、自分のペースで将来に向けたきっかけを得ていけるよう向き合っています。

若者と初めて会う時、困っていることや関心ごとを聞いても「いやべつに…」「…とくにないっす」という様子の若者たちがほとんど。笑
困っていることや悩んでいることなど心の中で思っていることはあるけれど、相談しよう、解決のために頑張ろう!という気力を持てることはなかなか少ない。

だから最初は、「あ、この大人と会うの楽しいな」「楽しいからまた会ってやっても良いかな」と思ってもらうところから繋がりの価値を感じられるようにを大切に関わり続けていきます。

そしてそんな関わりの先に、彼ら自身が「こうありたい」を描けるようになってほしいと思っています。
「不登校」「非行」「就労」「家庭での衝突」など、それぞれその時に抱えているような課題を解決することばかりに目を向けるのではなく、自分が抱えている困りごとがなんとかなった先に、自分自身が「どう過ごしていきたいか」を考えなければ、自分自身の人生を、自分で決めて進んでいくのは難しいのではないでしょうか。

外から見た若者の「課題」ばかりに目を向けず、若者が自分のペースを保てる居場所があり、やってみたいと思ったことを挑戦してみれる環境があり、それを一緒に伴走してくれる人がいる繋がりの価値を今後も継続していきたいと思っています。


若者たちの「いま」と「これから」を、サンカクシャと共に応援してくれる方を大募集!
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投稿者: 坂本 竜作

個別支援担当