活動報告
2026.01.22
「大人の修学旅行」で広がる世界。子ども時代に叶わなかった体験を取り戻す機会へ
サンカクシャでは親を頼ることが難しい状況にある若者たちに居場所、住まい、仕事のサポートを行っています。
こちらに加えて力を入れているのが「オデカケ」という体験活動です。
サンカクシャは若者と伴走するにあたって、一緒に物事に取り組むことを大切にしています。
「オデカケ」で一緒に様々な体験をすることを通じて、若者との関係を深めたり、面談では聞けない話やニーズを拾ったりすることができています。
若者たちは経済的に厳しい家庭で育ったことで子ども時代に十分な体験を得ていなかったり、家庭内不和や学校になじめないなどの理由で修学旅行をはじめとした学校行事に参加できていなかったりします。
そこで、今回は「大人の修学旅行」と称して、若者と飛行機に乗り、北海道に行ってきました!
北海道に到着後、まずは旭山動物園へ。

はじめて蝦夷の動物を見た若者たちは大興奮。雪の中で動物を見られる機会はなかなかなく良い経験となったようでした。
ほかにも「ゴールデンカムイ」の舞台となった神居古潭(かむいこたん)や旭川少年鑑別所、あさひかわラーメン村などに足を運びました。

1日目終了後は一軒家に宿泊し、円卓をみんなで囲んでたわいもない話を楽しみました。
ふとした時に若者から「北海道なんて自分一人では来られなかった。企画をしてくれて本当にありがとう」と言われ、企画をしてよかったと感じました。
2日目は旭川市科学館サイパルへ。修学旅行最後の見学です。この科学館では宇宙をテーマにした展示を中心として、様々な科学に触れることができます。
若者たちは月面と地球の重力の違いを疑似体験できる装置やプラネタリウムなどを楽しみました。

2日間を通して、若者たちからは様々な感想がありました。
高校の時、修学旅行が北海道だったが、自分は行くことができなかった。思いもよらぬ機会でリベンジできて嬉しい!
体調に不安もあったけど、施設で車椅子をお借りするなど工夫しながら無理なく楽しむことができて本当に良かった!今回の旅で北海道がますます好きになったので、就職してお金を貯めて、ぜひまた行きたいと感じた
この旅行の中で「頼んだよ!」「任せた!」って言えるくらい、みんなのことを信頼できるようになった。みんなの笑顔が素敵だった。旅行を通して、自分の行動にも良い変化がたくさんあった!
若者の中にはお互いにあまり面識がない人もいましたが、お互いを気遣う様子が見られ、特性などの理由で集団行動が苦手な若者のこともみんなで気にかけてくれていました。
様々な理由で学校に通うことが難しかったり、親との関係性が良くなかったりすると、コミュニケーションをとること自体にハードルがあることも少なくありません。
日常生活では人と関わることに不安や戸惑いを抱えていたとしても、楽しい体験を通じて人と接点を持つことで「誰かと一緒に過ごす時間」が心地よいものとして感じられるようになっていきます。
サンカクシャでは、若者に「安心」「意欲」「自信」を順に獲得してもらうことが、社会につながる一歩だと考えています。
「意欲」や「自信」を感じるためにも、若者が自身で「楽しい」と前向きな気持ちを経験すること、安心してチャレンジできる場所で様々な成功や失敗を積み重ねることが重要だと考えています。
私たちはこれからも若者が「行ってみたい」「やってみたい」と思えるようなオデカケを実施していきます。
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本事業は「サントリー“君は未知数”基金」によって実施されました。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。
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ライター
菊川恵
活動報告
2026.01.22