活動報告
2025.10.22
【若者レポート】古原靖久さんとのサバゲーを通した刺激的な経験
サンカクシャでは、若者に向けた住まいや居場所の運営に加えて、スタッフやほかの若者と体験をともにする「オデカケ」という活動も行っています。今回は俳優の古原靖久さんと一緒にサバゲ―を楽しんできました。当日参加していた若者にイベントレポートを書いてもらったので、ぜひご覧ください!

2025年9月10日、池袋のASOBIBAというフィールド施設でサバゲーを行いました。
サバゲーとは「サバイバルゲーム」の略称で、エアソフトガン(エアガン)とBB弾を使用し、敵と味方に分かれて戦うレジャー・スポーツのゲームです。BB弾が体に当たると「ヒット」と自己申告してゲームから離脱するのが基本で、フィールドで決められたルールに従って、チームで協力しながら相手を倒したり、陣地にあるフラッグを奪い合ったりして勝利を目指します。
今回は僕を含めたサンカクシャの若者4人、スタッフ3人、そして俳優の古原靖久さんをお招きしてサバゲーを行いました。古原靖久さんは特撮ヒーロー番組『炎神戦隊ゴーオンジャー』で主演を務め、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や『あさイチ』などに出演しています。古原さんは僕とサンカクシャのスタッフが個人的に繋がりがあったことに加えて、古原さん自身がサバゲーに関心が強く、長年やっているということで今回お招きすることができました。

古原さんは元々児童養護施設で過ごしていた経験があります。また、母親からネグレクトを受け、施設内でも職員や先輩児童から理不尽に怒られたり、暴行を受けたりすることが多かったというとても大変な過去を経験されています。今はその経験をインタビューや講演を通して発信し、児童養護施設の支援やボランティアなどを行っています。
僕はアメリカのシカゴに2歳~9歳までいた経験があり、帰国してからカルチャーショックを受け、同級生や先生からの暴言や暴力などが原因で、小学4年生の頃から不登校になったことがあるため、古原さんの経験と活動には大変共感しています。
現在、僕はフィリピンで教育支援のボランティアを行ったり、自分の不登校経験を発信する活動などをしたりしていて、それは古原さんから影響を受けている部分も大きいです。自分にとって一つのロールモデルになっている古原さんと一緒にサバゲーができることに喜びでいっぱいでした。
古原さんは自前でサバゲー用の防護服や銃、ライフルなどを持っており、『バイオハザード4』の主人公のレオンが使っていたハンドガン、デザートイーグルをモデルにしたエアガンも持参していたので、度肝を抜かれました。「さすがサバゲーを熟知している古原さん!」と思いました。
僕はサバゲーをやるのが初めてで、実践でどんなことをするのかわからなかったため、ドキドキしながら臨みました。レンタルしたサバゲー用の迷彩服を着てマスクやグローブをつけると、実際に戦場にいるような感覚がして興奮しました。最初のサバゲーの講習ではエアガンにBB弾を入れる説明を受け、的に向かって実際に撃ちました。初めて撃った時の感触は楽しく、「これだ!」と快感を感じました。
講習が終わった後、モニターでルールの説明が行われ、赤チームと黄チームに分かれてアナウンスでサバゲーが始まりました。サンカクシャ側は黄チームになり、途中休憩を挟みながら5分ずつの試合を繰り返し、およそ3時間サバゲーを行いました。
陣地を進み、障害物に隠れながら敵がいつ出て撃ってくるかわからない中、ドキドキしながら参加しました。最初はBB弾に撃たれて退場することが多く、赤チームが優勢でしたが、サバゲーを熟知している古原さんのアドバイスで陣地を進みながら地形を覚え、銃を前に構えながら進むということを学びました。チームで連携を取り、少しずつ慣れながらプレイしていき、試合の回数が増えるにつれて黄チームが優勢になっていきました。
やがて後半戦に入るにつれて敵チームの銃撃が激しくなり、撃ち合いが続く攻防戦になりました。僕も「怖い」と思いながらも、陣地を進み、エアガンで相手側を撃ち続けました。敵チームは手強かったですが、プレイするにつれてやりがいも感じました。激しい攻防戦が終局し、すべての試合が終わった後、僕らメンバーはサバゲーをした喜びを分かち合い、楽しかったと思いました。
古原さんは、今回のサバゲーを終えて、
「サバゲーはFPS(一人称視点のシューティングゲーム)が流行ってる昨今、引きこもりの子どもにとって外に連れ出すいい機会だと思います。何より、チーム戦なので仲間との絆が強くなり、コミュニケーションが生まれ、友達もできるし、汗かいていい運動にもなるので、運動不足解消もできていいこと尽くしなのかな、と。
更に、弾が当たったら『ヒット』と言わないと行けない自己申告制なので、嘘をついたらゲームが成り立たなくなります。いわゆる紳士のスポーツと言っても過言ではないので、マナーを習う意味でもとてもいいコンテンツだと思ってます。いずれ全国の養護施設の子どもはもちろん社会的養護の子どもたちや、居場所にいる子どもたちと一緒にサバゲーをやって引きこもりの子どもがいなくなり信頼できる仲間もできるような、そんな取り組みをサバゲーを通してできたらと思います」
とコメントしました。
サバゲーを通して充実した1日を過ごし、刺激的な経験ができ、いい思い出をつくることができました。また、僕自身も古原さんがコメントしたようにサバゲーの魅力が広がることで、引きこもりの子どもがいなくなり、信頼できる仲間が周りに増えることをを願っています。
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