活動報告
2025.10.12
失敗したらみんなでバイト。平常心があればうまくいく【オデカケ・肝試し編】
新しいことにチャレンジする意欲をふくらませる「オデカケ」は、居場所や住まいを利用している若者に向けて、不定期で企画しています。キャンプや川遊び、花火などのアクティビティを、参加者同士のコミュニケーションや旅先で起こるトラブルも含めて満喫! サンカクシャの外に出て経験を積み、それぞれに「挑戦する面白さ」や「達成感・自信」につながる経験を持ち帰っています。
オデカケについて、前後編にわたってご紹介。後編は暗闇で波乱が巻き起こる「肝試し」編をお届けします。
前編:自ら前進する自信に。バンジージャンプと若者支援は相性がいいらしい【オデカケ・バンジージャンプ編】

「暗夜」はいわくつきの一軒家を訪ね、一晩かけて複数のミッションをクリアしていく没入型の肝試しです。企画の発端は、スタッフの「全てのミッションをクリアしたら無料になるから、タダでホラー体験できるのでは……」という提案でした。
ただしミッションクリアできなければ、参加費は自腹。お金がなくて払えない人は、サンカクシャで提供している日払いバイトへの参加が条件です。

「暗夜」は参加申し込み後に一軒家の住所が知らされ、住宅地から離れた場所を訪ねます。スタッフ2名と若者5名。車を走らせる真っ暗な道中も本当の心霊スポットへ向かうようで、参加者の気持ちが高まります。
到着すると暗い部屋に案内され、次々とミッションに挑戦。神経衰弱、人体模型を使ったパズルゲーム、ホラー映画のワンシーンにまつわるクイズ、虫を移動させるゲームなど、ミッションが進むにつれて難易度はどんどんあがります。
恐怖に加えて、制限時間内にクリアしなければいけない焦りや暗さで見えない不安など、平常心ではいられず、若者はもちろんスタッフも心の余裕がなくなっていきました。

格闘家で霊を信じないスタッフのみずきさんは、ミッションの中で「俺は冷静だったんだけど、なんかすごく怒られた」と振り返ります。
暗い部屋で一人になって10分間過ごすミッションでは、各部屋に終了を告げて回ったみずきさんに「なんでもっと早く来ないの」「怖くないからって!」怒りをぶつけるほど、必死でした。

参加した若者は平常心でいられない中で、チームでコミュニケーションをとって進める難しさを感じたようです。
「一人だったら自分だけで作戦を立てて進めるけど、チームだとそうはいかない。他の人が怖がって叫んで、自分と違う方法で進めていても、一緒にやらないといけないじゃないですか。一人ずつ反応が違ったりして、それがまた面白かったですね。」(みずきさん)
残念ながらクリアできず、参加費を自腹で払うことになりましたが、若者からまたチャレンジしたいとの声も上がっています。
こうしたオデカケは若者からの発案も取り入れています。バンジージャンプ、肝試しの次はどんな企画が立ち上がるのか楽しみです。
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サンカクシャでは、若者に「安心」「意欲」「自信」を順に獲得してもらうことが、社会につながる一歩だと考えています。
「意欲」や「自信」を感じるためにも、若者が自身で「楽しい」と前向きな気持ちを経験すること、安心してチャレンジできる場所で様々な成功や失敗を積み重ねることが重要だと考えています。私たちはこれからも若者が「行ってみたい」「やってみたい」と思えるようなオデカケを実施していきます。
サンカクシャの活動にご理解いただき、ご支援くださる皆様に心より感謝申し上げます。
前編では飛び込む勇気が必要な「バンジージャンプ」のオデカケをお伝えしています。
ぜひこちらも合わせてお読みいただけると幸いです。
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2025.10.12