活動報告
2025.10.11
自ら前進する自信に。バンジージャンプと若者支援は相性がいいらしい【オデカケ・バンジージャンプ編】
新しいことにチャレンジする意欲をふくらませる「オデカケ」は、居場所や住まいを利用している若者に向けて、不定期で企画しています。キャンプや川遊び、花火などのアクティビティを、参加者同士のコミュニケーションや旅先で起こるトラブルも含めて満喫! サンカクシャの外に出て経験を積み、それぞれに「挑戦する面白さ」や「達成感・自信」につながる経験を持ち帰っています。
オデカケについて、前後編にわたってご紹介します。
後編:失敗したらみんなでバイト。平常心があればうまくいく【オデカケ・肝試し編】

茨城県の龍神大吊橋でのバンジージャンプは、昨年(2024年)夏に実施して好評だった取り組みで、2025年度は2回実施しました。
単純に楽しいアクティビティでもあるのですが、繰り返し実施しているのは、これまでに良い変化が見られた若者もいるから。スタッフの間では「若者の成長に一役買っているのでは…?」と噂されています。
100mの高さを飛び降りるバンジージャンプは誰も背中を押してくれない、自分との戦いです。成功させるには、恐怖と葛藤に打ち勝ち「いける!」と信じて自ら踏みださねばなりません。これは若者のみならず、誰しもが難しいと感じること。成功した若者は、大きな達成感や自信を得るのでしょう。

当日同行したスタッフのみずきさんは、
「バンジージャンプって誰でも知っているけど、飛んだことのある人は限られているじゃないですか。好奇心や自慢したい気持ちで興味をもってくれる若者が多いです。でもいざ現地に着くと、怖気づく子も多いんですよね。
それを乗り越えて、世の中の人があんまりやらないことを「成功した」って胸をはって言えるのは、大きな自信につながるんだと思います。サンカクシャには背中を押せば、新しい世界に進めそうな若者が一定数いて、そういうところがうまくハマっているんじゃないかな。」
と話します。

今回はこれから踏み出してほしい若者に声をかけ、ノリノリで参加してくれました。
企画段階ではテンションが上がっていた若者も、いざ現地に着けば顔色は変わります。
「飛ぶ前も飛んだ後もみんな反応が違って、若者の新しい一面が発見できましたね。
大人になると「悩んで時間をかけるよりも、サッサとやっちゃった方がいい」局面ってありますよね。イヤでも気持ちを切り替えて、「仕方ないから、もうやってしまおう」みたいな。そういう経験の場になっているようにも感じました。
これまでにスポーツなどで気持ちの切り替えが必要な場面を経験してきた若者は、気持ちのスイッチを入れるのがうまくて、サッと飛んでいるように見えました。
だからこそ、本人の性格やスキルだけではない部分で、経験を積んでいくことも重要なんだなとも改めて感じました。」
とみずきさん。
達成感に溢れた若者の顔が印象的だった、とも話してくれました。

また、東京から車で片道2時間以上かかる道中では、雑談に交じって悩みやしんどさなどを打ち明ける若者もいます。
1回限りで劇的な変化が現れるわけではありませんが、バンジージャンプなどの非日常的な「オデカケ」は日々の暮らしやコミュニケーションの積み重ねとあわせて、自身のことを考えたり、自信をつけたり、前に進むひとつのきっかけになっています。
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サンカクシャでは、若者に「安心」「意欲」「自信」を順に獲得してもらうことが、社会につながる一歩だと考えています。
「意欲」や「自信」を感じるためにも、若者が自身で「楽しい」と前向きな気持ちを経験すること、安心してチャレンジできる場所で様々な成功や失敗を積み重ねることが重要だと考えています。私たちはこれからも若者が「行ってみたい」「やってみたい」と思えるようなオデカケを実施していきます。
サンカクシャの活動にご理解いただき、ご支援くださる皆様に心より感謝申し上げます。
後編ではチームワークが試される、肝試し「暗夜」のオデカケをお伝えします。
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本事業は「サントリー“君は未知数”基金」によって実施されました。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。
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2025.10.11