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マンスリーサポーター限定YouTubeライブレポート活動報告

2025.07.26

【マンスリーサポーターYouTubeライブレポート】キチでは味わえない、“身体で楽しむ”と“自分でやる”山賊キャンプの記録

サンカクシャではマンスリーサポーターの方限定のYouTube配信を行っています。
今回の活動報告会では、サンカクシャが支援する若者たちが参加した「大人版 山賊キャンプ」の様子を、スタッフと参加した若者から、写真やエピソードと共にお話ししました。

2025年6月、NPO法人サンカクシャが支援する若者たちが、長野県・泰阜村の自然のなかで「山賊キャンプ」に参加しました。

普段は都市部で過ごす若者たちが、山・川・薪風呂・手作りのご飯といった「身体で楽しむ」「自分でやる」体験に飛び込み、心身を解放していく2日間。
今回の活動報告会では、参加した若者やスタッフが当日の様子を語りました。

■ 「自分が行っていいのか」という戸惑い

キャンプに参加した若者のひとりは、もともと虐待を受けて居場所を失い、昨年サンカクシャと出会った若者です。
はじめて活動に参加した当時は「ご飯をもらっていいのか」と戸惑うほど、“受け取ること”に強い後ろめたさを感じていたと話します。
そんな彼がキャンプに参加した理由は、スタッフからの「本当に参加していいよ」という声かけでした。「楽しんでいいのかな」という不安を乗り越えた先に、新しい世界が広がっていました。

■ 川での遊び、火起こし、五右衛門風呂——自分の手で体験する

キャンプ初日は、川遊びや五右衛門風呂の準備、夕食づくりに取り組みました。
参加者それぞれがやりたい役割を選び、協力しながら活動するなかで、マッチを何度も擦って火をつけたり、慣れない薪割りに挑戦したりと、普段は味わえない体験が次々と待っていました。

「去年は川に入れなかった子が、今年は滝に打たれていた」「料理班はあるもので工夫して全員分のご飯を作った」といったエピソードには、若者たちの小さな挑戦と、自然の中での豊かな学びが表れていました。

夜は焚き火を囲んで過ごし、流れ星を見たり、マシュマロを焼いたりする穏やかな時間も。初対面の若者同士が打ち解け、自然と会話が生まれていく様子も印象的だったといいます。

■ 「また行きたい!」と涙で終わる帰り道

2日目は朝から薪割りを行い、手づくりのピザを釜で焼くというプログラム。熱すぎて焦げたピザも「それすら美味しかった」と笑いながら語られるなど、最後まで明るく前向きな雰囲気で過ごしました。

帰りの車内では「帰りたくない」と涙する若者の姿もありました。現実に戻る寂しさもあるなかで、「この経験があるから次に進める」と語る姿からは、自然の中で過ごした時間が確かに力となっていることが伝わってきました。

■ 都会では得られない「自分でやってみる」体験

サンカクシャの拠点「サンカクキチ」では得られない、自然の中で“身体を使って楽しむ”“役割を担ってやりきる”体験。それが若者たちの自信につながっていく——。
「また来年も行きたい!」と語る若者の声に、活動の意義が凝縮されていたように思います。
サンカクシャはこれからも、若者一人ひとりのペースに寄り添いながら、多様な体験の機会を届けていきます。

本事業は、特定非営利活動法人グリーンウッド自然体験教育センター、特定非営利活動法人サンカクシャ、公益社団法人日本環境教育フォーラムの三者が連携し、協働して実施いたしました。

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マンスリーサポーター限定YouTubeライブレポート活動報告

2025.07.26