スタッフダイアリー
2024.11.04
いいとも終わってからもう10年経つらしいですよ
「社会人」という言葉が嫌いだ。
それは「労働力を売った金で生活する人間=労働者」という存在のミもフタもなさを糊塗するための姑息な言い換えに過ぎない。
そのようなダブルスピークがまかり通る一方、「人材」などというグロテスクな言葉で人間を家畜どころか資材にまで貶めることに誰も疑問を抱かないこの社会は、端的に言って狂っている。オーウェルも草葉の陰でドン引きしているはずだ。
そんなディストピアに着の身着のまま放り出されてから十余年が経つ。私はいまだに「社会人」たちの奇習に対する違和感を拭えないでいる。『オセワニナッテオリマス』は『チチンプイプイ』や『テクマクマヤコン』と同様に意味不明の呪文であり、名刺交換は犬と犬が互いの肛門腺を嗅ぎ合うのと本質においては大差ない、毛無し猿のヘンな習性である(犬ほどの愛らしさがあれば良いのだが……)。
とりわけこそばゆいのが、企業や団体の名前に「さん」を付ける妙ちきりんな言葉遣いだ。耳にするたび、まったくのシロートのくせになぜかいつもタモリを「タモさん」と呼んでいた高校の同級生を思い出して脳が痒くなる。
……っていうかこないだお昼のテレビでオーケーストア(そういう名前の激安スーパーがあります)の特集を見てたら、街頭インタビューを受けた一般の30代女性が「オーケーさんにはいつもお世話になっていて〜」とか言ってたんだけど、企業にさん付けするカルチャーってそこまでお茶の間に浸透してるの?????
ウキウキウォッチン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はあまりの痒さに脳みそをバリバリと掻きむしり、その際に言語野をイワしてスタッフダイアリーの更新を3ヶ月もサボってしまった。モーシワ・ケゴザ・イマセン。ラミパスラミパスルルルルル〜☆
(ここでBGMが長調のアップテンポな曲に切り替わる)
さて、そんな社会人アンチである私がなんと半年も勤続しているサンカクシャの居住支援事業が、現在新たなスタッフを募集している(2024年10月末時点)。
https://drivecareer.etic.or.jp/jobs/10536
詳しい募集要項は上記のリンク先にまとまっているが、細かいことは言わない。このコンテンツ供給過多の世の中でわざわざサンカクシャのスタッフダイアリーを──なかでもダントツの駄文である私の文章を──読んでいるあなたなら、応募資格はもう十二分に満たしている。私たちはすでに同志であり、その確認のためのイニシエーションとして数タップの事務的な手続きがあるというだけの話だ。本稿を読み終えたらすぐにポチッとしてほしい。
なお応募フォームに「山口のスタッフダイアリーを見た」と一言添えてくれた方には、面接の際に私がコーヒーをハンドドリップしてサービスする。サンカクキチのスタッフや若者たちにも好評の一杯だ。使っているのはもちろんオーケーストアさんの特選コーヒー豆。
平素よりオーケーさんには大変お世話になっております。
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ライター
山口裕二
スタッフダイアリー
2024.11.04