お料理（…のその一歩手前）を学びたい！ 〜オトナリサンと若者が一緒にお鍋を作って食べる〜

皆さんは、玉ねぎの皮をどこまで剥くか、いつ、どんなタイミングで学んだか、覚えていますか？

「野菜の可食部がわかりません」
「玉ねぎの皮ってどこまで剥いたらいいんですか」
「というか、何で剥くんですか……？」

最初に若者から連絡が来たときは笑ってしまったけれど、冷静に考えてみると自分はどこで学んだんだろう？

家で、親が料理をしている姿を見たり、手伝ったりして自然に身につくことが多いのかもしれません。
でも、その家が安全で安心できる場所でなかったら、親が料理をする時間がなかったら…
自分が当たり前に思っていることは、誰かにとっての当たり前ではないということを改めて考えさせられた瞬間でした。

そんなわけで、お料理（……のその一歩手前）を学びたい！　
レトルトカレーとパスタソースはもう飽きたから一生食べたくない！　
野菜が食べたい！　
という彼女の気持ちをくんでくださったオトナリサン（ボランティアさん）と一緒に、お鍋を作る会をサンカクキチで開催しました。

この日の朝は雨が降っていて、とっても冷え込んでおり、お鍋日和でした。
スーパーで野菜の買い出しからスタートしました。

一つひとつの工程に戸惑いを感じる彼女にそっと寄り添って、丁寧に説明してくださるオトナリサンの関わりと、その手際に若者も圧倒されていました。

キチ全体にお鍋のいい香りが広がって、「はぁ〜〜たまらん〜〜！」
オトナリサンと若者に作ってもらったお鍋は、スタッフも群がって美味しくいただきました。
ごちそうさまです！

終わった後、この若者から普段からは想像できないくらい明るいLINEが届きました。
一人では不安だけど、誰かと一緒だったら安心してできることもありますよね。うれしかったんだろうなあ。おいしかったんだろうなあ。

そうやって一緒にいる時間を作ってくださり、ありがとうございました。こんな機会をたくさんいただけますとうれしいです！

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