Cleanup & Coffee Clubが上池袋にもやってきた！ 〜ゴミ拾いとコーヒーブレイクが繋ぐ地域の輪〜

休日の朝、ゴミを拾い、コーヒーを飲む。そして、仲良くなる。

休日の朝。眠たい目を擦り、少し重たい体を連れて、いつもの場所へ。
そこには馴染みの顔もいれば、初めましての人も。
これから僕らは、街に繰り出してゴミを拾う。
そして鼻をくすぐるコーヒーの香りが、素敵な1日が始まる予感を連れてくる。

東池袋のポップアップスペース「ひがいけポンド」から始まったゴミ拾いとコーヒーブレイクのイベント「Cleanup & Coffee Club（通称：CCC）」。

その取り組みは非常に単純明快。月に１度、休日の朝に集まり、いくつかのチームに分かれて街のゴミを拾い、その後はコーヒーやお茶を飲みながら自由に談笑する、というもの。誰が言ったか「トングとゴミ袋を持った散歩」。

2022年2月に始まったこのイベントは、共感の輪を拡げながら少しずつ開催地を増やしており、昨年の10月からサンカクキチのある上池袋にも暖簾分けしてもらって開催しています。
（現在、豊島区内だけでも４カ所で開催されています）

上池袋のCCCの特徴として、ブレイクタイムの飲み物は季節に応じたクラフトドリンクを提供しています。今回はチャイと金柑のシロップ漬けを提供しました。

主催の高田将吾さんによる活動紹介記事はこちら。

Cleanup & Coffee Club（以下、CCC）は、一言で説明すると地域のゴミ拾い活動です。
ただ、CCCの活動目的は街をきれいにすることではなく、地域で友達を作る事、
そして地域で活動をはじめる人を応援することです。
そのため、CCCにとってのゴミ拾いは手段であって目的ではありません。
友達を作る手段として、毎月一回のゴミ拾いとその後のコーヒータイムを行なっています。

（記事より引用）

先日、上池袋での第5回目を実施しまして、過去最多の22名の人に来ていただくことができました。
その中には普段サンカクシャで関わっている若者も来ており、地域の方々と一緒に街を廻りながら、素敵な朝の時間を過ごすことができました。

ある若者は街に落ちていたゴミたちが何処から来て何処へ向かっていくのかを思案していたり、またある若者は、常連参加者の親子との会話を思い出しながら、温かいコミュニティと繋がれた歓びをしみじみと語ったりしてくれたりしました。

街を歩く度に、見知ったはずの街の知らない一面が垣間見え、見慣れた景色が拡がっていく。集まった人と顔を合わせるたびに、顔見知りが次第に友人に変わっていく。
こうして少しずつ、少しずつ街の中に若者たちが馴染んでいってくれたら嬉しいです。

CCCの一番の目的は、ゴミを拾う社会奉仕活動ではなく、ゆるく繋がれる仲間を増やすことにあります。ゴミ拾いやコーヒーは、気軽に参加するためのきっかけなのです。
（もちろん、ゴミ拾い自体は地域貢献欲や社会奉仕欲を満たすことにもつながります）

そうして繋がった穏やかな連帯感が、何かを始めたい人の背中をそっと押してくれる。
僕はこのCCCの活動が、若者たちにとってサンカクキチの次に気軽に参加できるコミュニティになってくれたらいいなと思っています。

いきなり社会に出るのは負荷が強いけど、CCCのもつ雰囲気は、きっと若者たちにも心地がいいはず。

2023年からはコミュニティ通貨の試みも始まり、開催拠点をさらに増やしながら益々盛り上がりを見せるCCC。

朝早く起きるのはちょっとだけ大変だけど、もっとたくさんの若者たちに参加してほしいなァ。

※上池袋でのCCCは、サンカクシャと、近隣のコミュニティスペース「くすのき荘」との共同企画として実施しています。

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