サンカクシャ

  • TOP
  • お知らせ
  • 【プレスリリース】働くことに不安の強い10代・20代が企業の仕事をお手伝い。NPOがプログラムを開始し、連携企業・団体を新たに募集。

お知らせ

2022.04.18

【プレスリリース】働くことに不安の強い10代・20代が企業の仕事をお手伝い。NPOがプログラムを開始し、連携企業・団体を新たに募集。

豊島区・文京区を中心にこれまで10社の企業・団体と連携し、社会に馴染めず働くことに不安を抱く16~25歳頃の若者のサポートプログラムを実施。

NPO法人サンカクシャ(本部:東京都豊島区、代表理事:荒井佑介、以下サンカクシャ)は、2021年10月より、企業・団体10社と約30件連携し、16〜25歳頃の外で働くことに不安の強い若者に対して、安心できる人と環境のもとで仕事を体験するプログラム「サンカククエスト」を開始。企業から依頼を受けた仕事(クエスト)を、若者がサンカクシャのサポートを受けながらクリアすることで、自分に自信をもち、働く上で必要となる経験値を得られるよう支援を行ってきました。
そしてこの度、プログラムで若者が実施するための仕事を依頼してくださる連携企業・団体様を募集いたします。

働くことに不安を抱く若者の背景

さまざまな家庭環境により身近な大人を頼れず、社会に馴染めない若者、不登校や引きこもりをきっかけに社会から孤立してしまう若者は働き始めるタイミングでつまずきやすい傾向があります。 特にサンカクシャでは、知らない人と働くことに不安を抱いている若者から、「働かなくてはと思うが一歩踏み出せない」「職場でのコミュニケーションがうまく取れず働いても長く続かない」といった悩みを多く聞いてきました。

本プログラムでは、そんな若者が働くことへの自信を身につけ、仕事体験を通じて社会の役に立つ楽しさや達成感を知ることで、働く意欲がわき、人や社会のつながりを感じられるよう支援しています。

企業と連携したプログラム概要

本プログラムでは、若者は企業など依頼主より会計業務や、動画編集、飲食店の接客業などリアルな仕事の依頼を受けます。仕事には若者1人だけでなく、サンカクシャのスタッフやボランティアも伴走し、業務の遂行をサポートします。 そして、若者が引き受ける仕事の依頼主となるのが、若者支援のコンセプトに共感した企業・団体・個人の方々です。

過去のサンカククエスト事例(一部)

■ 記帳代行クエスト
合同会社そらとひかりアカウンティング大塚様より、若者2人に記帳代行を依頼。会計知識が全くない若者に対して、公認会計士の大塚様が会計ソフトの使い方や、仕訳パターンをレクチャーし、帳簿作成業務を実施しました。参加した1人は会計士の仕事に興味を持ち、資格について質問するなど、将来の選択肢が増える機会になりました。

〈参加した若者より〉
・初めてのこともあり、難しそうな作業だなと緊張した。実際の作業としては手順が多く複雑に感じる部分もあったが、依頼者に気軽に質問することができ、そのおかげで慣れてきてからはかなり作業が捗った(20歳男性)
・普段と違う仕事をしたので、すごく新鮮で楽しかった(23歳男性)

〈大塚様より〉
公認会計士という資格は特殊なので、この資格が直接若者支援にはつながらないだろうと思っていたのですが、サンカククエストのような企画をいただいて、実際に経理事務を指導する機会があり、感無量でした。2人に任せている時間は私も別の仕事をしたりミーティングをしたり、自由に過ごせてとても良い時間でした。


■ 飲食店の接客クエスト
株式会社アールキューブ様が運営する飲食店「肉汁水餃子 餃包」にて、若者1人が接客業務を2日間体験。若者は飲食店の接客未経験でしたが、現場にはサンカクシャスタッフが付き添い、担当者の坂田様の丁寧なロールプレイングもあって、多くの収穫を得たと話していました。

〈参加した若者より〉
今回の体験で、いろんなことを学ぶことができました。サンカクシャの方々と、お仕事を依頼してくださった方々に、とても感謝しています。人の優しさを感じながらお仕事ができたこと、自分の成長を実感できたこと、本当によかったです(23歳男性)

〈坂田様より〉
自社でも働き方や雇用制度に力を入れていたので、サンカククエストの取り組みに共感しました。
Kくんは客観的に自分自身を俯瞰することができ、健全に自己評価をされていたと思います。初めから、仕事に対する姿勢も前向きで、真面目で優秀な方ですので側から見ていて安心感がありました。

サンカクシャ職員・サンカククエスト担当者宮本より
クエストを実施する前と後では若者の顔つきが変わっており、受け入れてくださる方の存在が大きいと感じています。彼らにとっては小さな成功を積み上げることが大切だと分かりました。 クエスト参加前の若者には「将来どんな自分でいたいか」と問うても、自身の経験から導き出される選択肢が少ないことも見受けられました。そのためサンカククエストを通じて、社会人の考え方や働き方に触れながら、自分に合った生き方を見つけてほしいと願っています。今回の事例に限らず、応援・協力していただける方と、若者の多様な体験の機会を提供してまいります。

連携企業を募集
これまで、豊島区・文京区を中心に10社の企業・団体と連携してサンカククエストを実施してきました。連携企業の皆さまからは、若い年代のアイデアが依頼した業務に活かされる、若者に仕事を依頼することでさまざまな背景の人材を受け入れる組織づくりの参考になるといった声が上がっています。 そしてこのたび、新たに本プログラムに参加し若者に仕事を依頼いただける企業・団体・個人の方を募集いたします。

 ・連携企業・団体様の募集要項 募集内容:サンカクシャを利用する16~25歳頃の若者に依頼したい仕事(仕事の遂行についてはサンカクシャスタッフやボランティアがサポート) 募集する業務の種類:1日だけの単発でおわる業務や、数か月かけて納品する業務など 費用:参加する若者が、報酬またはスキル・経験値を獲得することを想定しています。仕事の依頼に関する費用の設定は、設計時にご相談ください。 クエスト実施までのフロー:依頼主の方から依頼内容をサンカクシャスタッフがヒアリング、クエスト内容を設計。参加する若者や実施日程を調整し、事前の面談をセッティングいたします。

依頼方法: 下記のお申込フォームよりご連絡ください https://forms.gle/vMkBbDKFSV6UG9dy9

 ・他の本プログラムに関する募集サンカククエストに参加する若者の業務遂行をサポートするボランティア募集

ボランティア募集要項:
https://www.sankakusha.or.jp/2022/02/08/news-39/

 サンカクシャについて
サンカクシャは、親や身近な大人を頼れない15〜25歳ぐらいの若者の「生きていくための基盤」として、居住支援・居場所の運営・社会に出て働くためのプログラムを実施。若者が頼り先となる繋がりを獲得し、大人と関わる経験を積みながら社会に出て働く自信がつくように、若者の社会サンカクをサポートしています。
・アウトリーチ事業
・居場所作り事業
・社会サンカク事業
・居住支援事業

【法人概要】
特定非営利活動法人サンカクシャ
公式HP:https://www.sankakusha.or.jp/
所在地:〒170-0012 
東京都豊島区上池袋4-35-12 3階
代表理事:荒井佑介


※本件はPRTIMESでもプレスリリースを配信しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000082439.html

また、サンカククエストで実施したいくつかの活動については、下記より活動報告記事もご覧いただけます。https://www.sankakusha.or.jp/mag_tag/quest/